当院について
院長ごあいさつ
生活を見直し、ご自分の自己治癒力を高めて、元気な100歳になって頂く事が私の願いです。
大学の外科時代、胃癌の手術を終えて今日は上手くいったと思い、更衣室で着替えていた時です。先輩の先生から「手術は上手くいったかい?」と尋ねられたので、「はい」と答えたところ、先輩に諭されました。「君が縫った傷口を顕微鏡で見てごらん。縫った糸と糸の間は隙間だらけだよ。その隙間は患者さん自身が治しているのだ。医者は病気を治しているのでは無い、患者さんが自分で治る事のお手伝いをしているだけだよ。」と。
30年以上も前の事ですが、先輩の言葉は今でも心に強く残っています。
痔は生活習慣病です。患者さんが自分の生活習慣を改善し、医者が患者さんの自己治癒力を最大限に引き出すお手伝いをすれば、殆どの場合手術をしなくても改善します。
世界では内痔核の手術率は10%以下です(ドイツ7%/イギリス5.5%/アメリカ4%)。
大腸内視鏡検査により、直腸・大腸に病気が無いとわかったら、まずは3ヶ月間生活改善とお薬で経過を見ましょう。80%以上の患者さんが手術せずに改善します。さらに、自己治癒力を高めて痔を克服すると、不思議と他の病気も良くなる人が多くいらっしゃいます。
医者の仕事は病気を治すお手伝いもさることながら、その方の健康増進をはかる事です。
色々な病気治療をきっかけに、生活を改善され、健康増進をされた方も大勢いらっしゃいます。痔の治療という入り口から、生活を見直し、ご自分の自己治癒力を高め、元気な100歳になっていただく事が私の願いです。
平田肛門科医院の歩み
1935年 平田篤次が肛門科専門医院として開院。
1954年 平田洋三が2代目院長として診療を行う。
1987年 平田雅彦が3代目院長として診療を行う。