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Dr.Hipsが語る〜痔を知り、楽に治す方法〜

おしりの医学#126「初診の時、必要なものはありますか?」

初めて病院にかかる際、どのような準備をしておくべきかについてのポイントを解説します。初診時にスムーズな診察を受けるために、何を持参すればよいのか、また事前にどのような情報を整理しておけばよいのかを具体的に説明します。

お薬手帳の持参

初診時には、お薬手帳を持参していただきたいと思います。お薬手帳には現在使用している薬剤の情報が記載されており、他の病院での治療内容や投薬歴がわかります。他の疾患については無関係の場合もありますが、より適切な治療を行うためにも把握することが大切です。

サプリメントや下剤の持参

薬局で購入したサプリメントや下剤を使用している場合は、可能であればこれらも持参していただきたいです。サプリメントや市販薬は、病院で処方される薬と相互作用を持つことがあるため、服用している場合は診察時に確認します。

問診票と生活習慣に関する情報

当院の問診票には、生活習慣や現在の体調に関する質問が記載されています。当院のモットー「生活習慣が痔の原因である」ということがありますので、問診票を元に患者さまとお話させていただくことが治療に役立ちます。

過去の治療歴や手術歴の確認

過去に他の病院で治療を受けている場合、特に手術歴がある場合は、その内容を事前に把握しておくことが診察に役立ちます。手術や治療の履歴は、現在の病状に関連することがあるため、治療の流れがわかる書類やメモを持参していただけるとよりスムーズにコミュニケーションが取れます。

準備が難しい場合はお気軽に受診を

上記の準備が難しい場合、無理に準備しなくても問題ありません。次回の受診時に必要な情報をお伝えすることも可能ですので、お気軽に受診してください。

平田悠悟プロフィール(平田肛門科医院 副院長)
1982年 東京都生まれ。
筑波大学医学専門学群卒業。東京大学大腸肛門外科入局後、東京山手メディカルセンター大腸肛門病センターに出向し、
大腸肛門病の専門医としての豊富な臨床経験を積む。
2020年 東京大学大学院医学系研究科外科学専攻医学博士課程修了。
現在は平田肛門科医院の副院長。