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Dr.Hipsが語る〜痔を知り、楽に治す方法〜

おしりの医学#109「肛門科(平田医院)の待合室のプライバシーについて」

今回もライブ配信第3回にいただいた質問についてお話しします。「病院を受診したいのですが、待合室に男性が多かったりすると視線が気になります」という質問をいただきました。そこで今回は、当院のプライバシーについて解説していきます。

当院のプライバシーについて

肛門科は患部の都合上、特に女性は周りの目が気になることも多いでしょう。事実、痔の症状があるにも関わらず、恥ずかしいという理由で来院が遅くなり、結果として症状が悪化しているというケースが多く見られます。
痔の治療を長期化させたくないのであれば、症状を感じたらすぐに来院するのがおすすめです。とはいえ、今回の質問者様のように、他人の目が気になって来院するのが気が引けるという人も多いでしょう。当院をはじめとしたおしりの専門医では、患者様が他人の目を気にせず済むよう、プライバシーの保護に力を入れている場合が多いです。
当院の場合、まず来院は完全予約制となっており、時間ごとに来院者数を絞ることで、他人との接触を最小限に抑えています。また、待合室の座席を壁を向くように配置しているため、基本的に患者様同士が目を合わせることがありません。

診察室の防音化で外に声が漏れないよう配慮

また、当院では診察室にもプライバシーに配慮した工夫を行っています。まず、診察室の声が外に漏れないよう、二重扉を採用しているため、患者様は他人に聞かれることを懸念することなく症状についてお話することが可能です。
また、女性の患者様の場合は必ず女性看護師を同伴させ、医師と1対1にならないように配慮しています。加えて、患部の診察をする際も、下半身をすべて露出させる必要がない方法で行っているので、安心して来院していただければ幸いです。

平田悠悟プロフィール(平田肛門科医院 副院長)
1982年 東京都生まれ。
筑波大学医学専門学群卒業。東京大学大腸肛門外科入局後、東京山手メディカルセンター大腸肛門病センターに出向し、
大腸肛門病の専門医としての豊富な臨床経験を積む。
2020年 東京大学大学院医学系研究科外科学専攻医学博士課程修了。
現在は平田肛門科医院の副院長。