Dr.Hipsが語る〜痔を知り、楽に治す方法〜
おしりの医学#122「内痔核・裂肛の通院のペースはどれくらいですか?」
今回は皆さんのご質問にお答えする回です。本記事では、内痔核・裂肛の通院のペースについて解説します。
通院の初期段階
内痔核と裂肛の通院ペースは基本的に同じです。
初診時には、生活習慣などの改善を含めたアプローチを行い、座薬や飲み薬を処方します。その後1週間から10日以内に再度来院していただき、状態を確認します。
中期以降の通院ペース
中期以降の通院ペースは、一般的に2週間から3週間ごととなります。症状の改善状況を診ながら、薬の調整と生活習慣のフォローを行います。
大体3ヶ月後に薬を減らした状態で過ごせるようになることを目標としています。
平田悠悟プロフィール(平田肛門科医院 副院長)
1982年 東京都生まれ。
筑波大学医学専門学群卒業。東京大学大腸肛門外科入局後、東京山手メディカルセンター大腸肛門病センターに出向し、
大腸肛門病の専門医としての豊富な臨床経験を積む。
2020年 東京大学大学院医学系研究科外科学専攻医学博士課程修了。
現在は平田肛門科医院の副院長。