痔は切らずに治す

痔の薬物療法

痔の薬の使い方

坐薬は、指まで肛門に入れるような気持ちで押し込みます。塗り薬は、ガーゼに出し、患部にあてて塗ります。肛門に直接入れるタイプの塗り薬は、挿入管を挿入して肛門の中に押し出します。

正しい使い方をすることが大事

せっかくの薬も正しい使い方をしなければ、十分な効果は期待できません。坐薬と塗り薬の使い方を説明しましょう。

坐薬

坐薬の効果を発揮させるには、就寝前に坐薬を肛門に挿入するようにします。寝ている間に坐薬がとけて、肛門から直腸、S状結腸にまで流れ、また肛門に戻ってくるので患部を治す効果が促進されます。

したがって、朝起きて排便するときには、患部の痛みが緩和され、また、肛門内が薬でおおわれているので便が楽に排出できて、肛門への刺激も少なくなります。

坐薬の使用は、1日1~2回にします。痛みや出血などの症状がひどいときは、排便のあとにも坐薬を入れるようにしますが、一般的には就寝前に入れるだけでよいでしょう。

坐薬を使うときには、次のことに注意してください。
①坐薬をいれるときには、手のつめを切って手を洗い、清潔にします。
②姿勢は、しゃがむか、きき腕を上にして横たわります。症状に応じて、楽な姿勢を選びます。
③坐薬を包装から取り出します。
④指で、肛門をさわって位置を確認します。
⑤きき手の親指、人さし指、中指の先端で坐薬をつまむようにして持ち、先端を肛門の入り口にあてて、静かに挿入します。
入りにくいときには、先端に同じ成分の軟膏を塗ったり、唾液をつけるとよいでしょう。
⑥坐薬が肛門の中に完全に入って指にふれなくなるまで、人さし指で坐薬の後部を押し込みます。
⑦人さし指を肛門の奥まで、坐薬といっしょに入れるつもりで挿入しないと、肛門の括約筋の圧力で坐薬が外に押し出されてしまうことがあるので、坐薬が完全に肛門の中に入るまで、人さし指を離してはいけません。

塗り薬

肛門の周囲に塗るとき

①チューブのギャップをはずし、適当な大きさのガーゼの上に軟膏を押し出します。
②患部にガーゼをあてて、塗ります。

肛門の中に入れるとき

①チューブのギャップをはずし、チューブの先端に挿入管をつけます。
②チューブから少し押し出し、スムーズに挿入できるように挿入管に塗ります。
③挿入管を肛門にあて、根元まで肛門内に挿入してから、チューブをしぼって肛門内に押し出します。
 

痔の外用薬の使い方